場づくり

クラフトマンたちがつくり出すのは、製品や空間だけではありません。鮭箱とその周りにあるもの。つまり、暮らし方や人とひとのつながりも大事にしていることのひとつです。
おいしいものを囲みながら、鮭箱を使ったワークショップやシャケレレなどを使ったライブ、トークイベントなどを行っています。

シャケサミット

会期2016年11月26日/2017年11月11日
会場とものいえ2(北海道恵庭市)

2015年、シャケバッグとシャケレレを車に乗せて釧路へ。そこで出会ったのが、木箱メーカー『吉岡製函株式会社』の羽田野社長でした。工場の製造ラインを見学しながらいろいろなお話を伺い、松材の製材所や水産加工会社も紹介していただきました。いつもARAMAKIを縁の下で支えてくださっているひとりです。

「釧路での経験を分かちあいたい」。そんな想いではじめたのが「シャケサミット」です。羽田野さんをお招きして「鮭箱の現状とこれから」についてトークを行い、新作のお披露目やシャケレレを使ったライブなどを行いました。
会場は、農家の家をリノベーションしたまち外れの一軒家。食卓には、ちらし寿司とあら汁、ピザ、フリットなど、鮭尽くしのメニューがずらり。〆は、札幌の名物店『麺匠 赤松』さんによる鮭ラーメンです。
工房を飛び出し、鮭箱の産地へ。ものづくりを通して、見たり、聞いたりしたことをほかの人に手渡してゆく、活動そのものをぎゅっと詰め込んだお祭りのようなイベントです。1年に一度のペースで、不定期に開催しています。

ARAMAKI展

会期2018年4月28日〜6月2日
会場D&DEPARTMENT PROJECT SAPPORO by 3KG(北海道札幌市)

2017年、東京での展覧会を経て、鮭のように北海道に戻ってきたARAMAKI。
展示では、ヒストリー、プロダクト、ステージに分けて、新巻鮭の歴史を辿り、鮭箱のグラフィックの意味などを一つひとつ解説。作業中の輪転機の映像など、製品だけではなく、その背景や製作プロセスを解体する試みでした。また、庭ビルの入り口には、鮭箱を積み上げてファサードを製作。なんと間違えて新巻鮭を買いに来た人も。

会期中は、さまざまなイベントを行いました。展示に協力していただいた、デザイン会社『3KG』代表の佐々木信さんによる展示解説や、輪転機の版を使ったオリジナルバックやTシャツをつくるワークショップ、シャケレレ教室、ミュージシャンの浜崎貴司さんによるアコースティックライブなどを開催。浜崎さんは、北海道でライブを行う際は必ずシャケレレを使ってくださっており、今回サプライズで製作したARAMAKIの足置きは、そのあとも全国のライブにお供しているようです。
鮭箱からスタートしたARAMAKI。ものづくりの枠を超え、そのフィールドは、衣食住に広がっています。